海外FX【スキャルピング】に最適な業者【取引条件/スプレッド比較】
スキャルピングトレーダーにとって、取引環境を整えることは非常に重要です。
多数存在する海外FX業者の取引環境を比較し、スキャルピングに最適な業者をまとめました。
【狭いスプレッド設定の業者、約定力の高い業者の情報】を知りたいトレーダーの方に読んでいただきたい記事です。
海外FXでスキャルピングに必要な取引環境
スキャルピングをする上で、重要な要素は3つあります。
②透明性(NDD/取引規制なし)
③約定力(LP情報/サーバーの安定性)
各要素について、簡単にまとめます。
①スプレッド(取引コスト)
取引コストは、スキャルピングトレーダーにとって最も重要な要素です。
スキャルピングという短期売買をする場合、スプレッド(取引コスト)の差はトレード毎に積み上がり、ひいては損益の大小に大きな影響を及ぼします。
また、取引コストは目に見えてわかりやすい指標であり、各社で差が出るポイントです。
取引コストが安い業者を選択することは、スキャルピングトレーダーが勝ち続ける為には、必須の要素です。
②透明性
不透明な値動き、不自然なスプレッドの拡大は、スキャルピングトレーダーにとっては大きな不利益に繋がります。
約定価格の透明性や、値動きの透明性も重要な要素です。
NDD方式の明言や、LP情報の開示などは、判断材料になります。
マーケットに、流動性を供給する業者のこと。
FX業者に対しレートを提示し、取引相手となる証券取引所、銀行などの金融機関が主なLP。
また、ECN口座であれば、透明性は完全に担保されます。
透明性は、ロット数の大きいトレーダーの方、取引回数の多いトレーダーの方は、特に重視すべき点です。
極一部の業者ですが、スキャルピングが禁止されている業者もあります。
NDD方式を明言している業者であれば、多くの場合スキャルピングは問題ありませんが、『取引制限の有無』は確認しておく必要があります。
③約定力
取引回数の多いスキャルピングトレーダーにとって、発注ボタン押下時に、注文がラグなく約定されることも重要です。
発注した注文がしっかりと即時約定されないと、トレードをする上で大きなストレスになります。
通信環境を整えることも大事です。
スリッページが発生しにくい業者を選択することも重要です。
約定力は、実際にその業者を利用しないとわからない点ではありますが、重要な要素の一つです。
インフラの整備に注力しているか、サーバーの設置場所はどこか、などは判断材料になります。
エクイニクス社(EQUINIX社)内にサーバーを設置しているブローカーは、最も高い約定力、サーバーの安定性が期待できます。
世界最大のデータセンター、グローバル規模でのインターコネクション、最小のレイテンシー(遅延)、などの特徴を持つITサービスプロバイダー。
スキャルピングで最重要な取引コストを海外FX業者6社比較
取引コストは、約定方式がSTP方式、ECN方式のどちらなのかによって異なります。
どちらも透明性の高いNDD方式ですが、STP方式は【スプレッド】のみが取引コスト、ECN方式は【スプレッド+取引手数料】が取引コストとなります。
「STP方式、ECN方式って何?」というトレーダーの方は、こちらの記事をご一読ください。
STP方式、ECN方式の両方の約定方式の取引環境を提供している海外FX業者7社について、各口座毎にスプレッドを比較しました。
AXIORY
TitanFX
LANDFX
Exness
HFM(旧HotForex)
FXGT
STP方式のスプレッド比較
STP方式の取引コストは、スプレッドのみです。
世界基準で最も取引量の多い『EUR/USD』の通貨ペアについてのスプレッドを比較しました。
併せて最大レバレッジも併記しています。
▼レバレッジと『EUR/USD』のスプレッド
業者名 | レバレッジ | スプレッド |
XM | 1000倍 | 1.6 pips(スタンダード口座) 0.7 pips(極口座) |
AXIORY | 400倍 | 1.2 pips |
TitanFX | 500倍 | 1.2 pips |
LANDFX | 500倍 | 0.8 pips |
Exness | 2000倍 | 1.0 pips(スタンダード口座) 0.6 pips(プロ口座) |
HFM | 500倍 | 1.2 pips |
FXGT | 1000倍 | 1.6 pips(スタンダード口座) |
※市場のボラティリティにより、スプレッドは変動します。
Exnessのプロ口座とXMのKIWAMI極口座が抜けて優秀な数値です。
以降は、Exness(スタンダード口座)>LANDFX>AXIORY=TitanFX=HFM>XM(スタンダード口座)
という順の設定値となっています。
STP方式のスプレッドについては、こちらの記事でより詳細に比較し、まとめています。
ECN方式の取引コスト比較
ECN方式を採用している口座を提供している海外FX業者は、そう多くはありません。
ECN口座を提供している業者と、口座名、手数料(1ロットあたり)は以下のようになっています。
AXIORY⇒ナノスプレッド口座/往復6ドル
TitanFX⇒Zeroブレード口座/往復7ドル
LANDFX⇒ECN口座/往復7ドル
Exness⇒ロースプレッド口座/往復で最大7ドル・ゼロ口座/往復7ドル以上(通貨ペアによって変動)
HFM⇒ゼロスプレッド口座/往復6ドルor8ドル(通貨ペアによって異なる)
FXGT⇒ECN口座/往復6ドル
手数料は、AXIORY,HFM,FXGTの『往復6ドル』という設定値が優秀です。
上記の6社について、『EUR/USD』の取引コストについて比較します。
手数料を加味して、概算値ではありますが、実質スプレッドも比較します。
▼レバレッジと『EUR/USD』のスプレッド
業者名 | レバレッジ | スプレッド | 実質スプレッド |
XM | 500倍 | 0.1 pips | 1.1 pips |
AXIORY | 400倍 | 0.2 pips | 0.8 pips |
TitanFX | 500倍 | 0.2 pips | 0.9 pips |
LANDFX | 200倍 | 0.2 pips | 0.9 pips |
Exness | 2000倍 | 0 pips(ロースプレッド口座) 0 pips(ゼロ口座) |
0.7 pips(ロースプレッド口座) 0.7 pips(ゼロ口座) |
HFM | 500倍 | 0.1 pips | 0.7 pips |
FXGT | 1000倍 | 0.3 pips | 0.9 pips |
※市場のボラティリティにより、スプレッドは変動します。
Exness,HFMが0.7pipsと最も優秀な数値です。
次いで、AXIORY,TitanFX,LANDFX,FXGTが優秀な数値です。
海外FXでスキャルピングに適しているのはSTP方式?ECN方式?
結論からお伝えすると、ECN方式の方が適しています。
理由としては、ECN方式の方が取引コストが安いからです。
STP方式とECN方式の特徴を簡単に補足します。
『Straight Through Processing』の略
トレーダーの注文を、LP(リクイディティープロバイダー)からレートの提示を受け、トレーダーにとって一番有利な価格でFX業者が約定させる方式
FX業者は、自社が設定した手数料を「スプレッド」として徴収
※LPとは⇒証券会社や金融機関のこと
『Electronic Communications Network』の略
トレーダーの注文をインターバンクに直接流し、反対売買とぶつけて自動的に約定させる方式
FX業者は、注文をマッチングさせた分の取引手数料を徴収
※インターバンクとは⇒金融機関、ヘッジファンドなどの注文が大量に集まっている市場
STP方式では、約定にFX業者の介入がありますが、ECN方式では、FX業者の介入はありません。
透明性という観点からも、ECN方式は優れてます。
また、自動的に反対売買とマッチングさせる為、約定拒否、リクオートは発生しません。
ただし、スリッページが発生することはあります。
ECN方式の約定の仕組み上、不透明さが完全に排除されます。
トレードの損益において『他責』の要素を排除できる点は、スキャルピングトレーダーにとっては大きなメリットです。
この点は、取引回数の多いトレーダーの方、取引ロット数の多いトレーダーの方は、特に重視すべき点です。
冒頭でも述べましたが、最大のメリットは取引コストが安い点です。
前項のスプレッド比較においても、ECN口座の方が取引コストは安くなっています。
1日に数十回トレードするスキャルピングトレーダーが最も重要視すべき点は、取引コストの安さです。
0.1pips でもコストの安い業者、コストの安い約定方式を選択し、利益を積み上げていくべきです。
わずかなスプレッド差であっても、取引回数、ロット数に比例する取引コストの差は、月単位、年単位で鑑みると、大きな差になります。
例外として、Exnessのプロ口座とXMのKIWAMI極口座は、STP方式ではありますが、格段にスプレッドが狭く、取引コストの安い口座となっています。
STP方式の方が良い、という方はこの2つの口座がお勧めです。
スキャルピングに最適な海外FX業者
取引コスト、約定力、透明性を加味し、スキャルピングに最適な業者TOP3社を選出し、情報を補足します。
以下の3社は、最重要項目の【スプレッドの狭さ/取引コストの安さ】は備えています。
また、3社とも高い約定値力を備え、超短期売買可であり、取引に一切の制限はありません。
この時点でスキャルピングトレーダーにとって、利用価値の高い業者ではありますが、3社のECN口座の特徴とブローカー情報を簡潔に記述します。
スキャルピングに最適な海外FX業者①AXIORY
AXIORYのECN口座
AXIORY のECN口座は『ナノスプレッド口座/テラ口座』という名称です。
ナノスプレッド口座はプラットフォームがMT4 or cTrader 、テラ口座はMT5です。
プラットフォーム以外の違いはありません。
特徴を表にまとめました。
口座名 | ナノスプレッド口座 テラ口座 |
最大レバレッジ | 400倍 |
為替通貨ペア手数料 | 1ロットあたり往復6ドル |
為替通貨ペア以外手数料 | 金・銀以外は無料 |
最低入金額 | 5,000円 |
プラットフォーム | MT4/MT5/cTrader |
運営開始 | 2011年 |
ライセンス | IFSCライセンス |
最大レバレッジは400倍に抑えられていますが、取引手数料は1ロットあたり往復6ドルとなっており、最も安い水準です。
為替通貨ペアのスプレッドも非常に狭く、スキャルピングに必要なトレーディング環境は非常に整っています。
AXIORYでのスキャルピングの評判
Twitter上で確認できた『AXIORYでのスキャルピング』に関するツイートを集めました。
AXIORYの寸評
AXIORY は、2011年から運営を開始しており、10年以上の運営歴があります。
ベリーズのIFSCライセンスを取得しており、既に多くの日本人トレーダーに利用されています。
AXIORY の強みは、透明性の高さと、実質信託保全の資金管理体系です。
AXIORY の取引プラットフォームはMT4に加えて、cTrader の利用も可能です。
NDD方式は公式サイト上で明言されており、リアルタイムスプレッドや、約定率なども公式サイト上で開示されています。
↑AXIORY公式サイト『約定スピード/スリッページ率』より
ストップ狩りなど、トレーダーにとって不利な値動きや約定の不透明さは、AXIORY ではあり得ません。
サーバーは EQUINIX 社に設置されており、24時間体制でエンジニアがモニタリングしています。
スキャルピングに対して、一切の規制がないこと、EAの利用制限がないこともFAQ内で明言されています。
↑AXIORY公式サイト『FAQ』より
また、日本人トレーダーに対しても、実質信託保全の旨を公言している唯一のブローカーです。
狭いスプレッドに加えて、高い透明性と信託保全を求めるトレーダーにとっては、AXIORY の利用価値は高いです。
AXIORY公式サイトを確認する
スキャルピングに最適な海外FX業者②TitanFX
TitanFXのECN口座
TitanFXのECN口座は『Zeroブレード口座』という名称です。
特徴を表にまとめました。
口座名 | Zeroブレード口座 |
最大レバレッジ | 500倍 |
為替通貨ペア手数料 | 1ロットあたり往復7ドル |
為替通貨ペア以外手数料 | 1ロットあたり往復0.7ドル |
最低入金額 | 2万円 |
プラットフォーム | MT4/MT5 |
運営開始 | 2014年 |
ライセンス | VFSC証券ディーラーライセンス |
TitanFX のZeroブレード口座は、最大レバレッジが500倍と AXIORY のナノスプレッド口座よりも高い設定値です。
手数料の面では AXIORY に劣りますが、MT5が使える点はTitanFXの良い点です。
TitanFXでのスキャルピングの評判
Twitter上で確認できた『TitanFXでのスキャルピング』に関するツイートを集めました。
TitanFXの寸評
TitanFX は、2014年に運営を開始しており、バヌアツ共和国のVFSC証券ディーラーライセンスを所得しています。
TitanFX の強みは約定力と、レバレッジ制限が無い点です。
TitanFX は、インフラの整備に注力しており、「Zero Pointテクノロジー」と名付けられ、多くのスキャルピングトレーダーに既に利用されています
エクイニクス社(NY)にサーバーが設定されており、高い約定力が実現されています。
また、リクイディティプロバイダー情報も開示されています。
↑TitanFXのLP一覧
企業としての情報開示、透明性もTitanFXの強みです。
また、AXIORYと同様、取引手法、スキャルピングに制限がない旨も明言されています。
↑TitanFX公式サイトより引用
他社に無い特徴として、アカウント内残高や保有ロット数に依るレバレッジ制限が無い、という点が挙げられます。
レバレッジ制限を受けずに、大きなロットを取引したいトレーダーの方にとって、TitanFX は利用価値が高いです。
為替通貨ペア以外の投資商品も、全て最大レバレッジ500倍でトレード可能な点も、TitanFXの特徴です。
TitanFX公式サイトを確認する
スキャルピングに最適な海外FX業者③Exness
Exnessのロースプレッド口座とゼロ口座
Exnessの『ロースプレッド口座』と『ゼロ口座』の取引コストは【スプレッド+取引手数料】となっており、ECN口座と同様です。
公式サイト上ではECN口座と明言されていませんが、口座スペックが非常に高い為、情報を共有させていただきます。
口座名 | ロースプレッド口座 | ゼロ口座 |
最大レバレッジ | 2000倍 | 2000倍 |
為替通貨ペア手数料 | 1ロットあたり往復最大7ドル | 1ロットあたり往復7ドル以上 |
為替通貨ペア以外手数料 | 1ロットあたり往復最大7ドル | 1ロットあたり往復7ドル以上 |
最低入金額 | 1000ドル | 1000ドル |
プラットフォーム | MT4/MT5 | MT4/MT5 |
運営開始 | 2008年 | |
ライセンス | FCAライセンス,CySECライセンス,FSAライセンス,FSCAライセンス |
ロースプレッド口座は【変動スプレッド+変動手数料(往復0~7ドル)】というコスト体系です。
ゼロ口座は【変動スプレッド+変動手数料(往復7ドル以上)】というコスト体系です。
ゼロ口座は取引量上位30種類の通貨ペアで、取引時間の95%でスプレッドが0になります。
通貨ペアや、投資商品毎に取引手数料が異なるのが共通の特徴です。
各通貨ペア毎の手数料設定値は、公式サイトにて全て開示されています。
Exnessでのスキャルピングの評判
Twitter上で確認できた『Exnessでのスキャルピング』に関するツイートを集めました。
Exnessの寸評
Exness は、2008年に運営を開始しており、10年以上に運営歴を誇ります。
運営母体は、イギリスのFCAライセンス、キプロスのCySECライセンスという非常に信頼性の高いライセンスを保有しています。
STP方式、ECN方式、共に、最も取引コストが安いのは Exness です。
Exness は、取引環境がとにかく優秀です。
ベースとなるレバレッジは2000倍であり、強制ロスカットレベルは証拠金維持率0%に設定されています。
LP情報の開示はありませんが、『会計報告』『財務実績』が公式サイト上で開示されており、企業としての透明性は高いです。
先述した2社と同様、取引制限が無い旨も明言されています。
↑Exness公式サイト『よくある質問』より抜粋
Exness が日本に再進出してきたのは2020年2月なので、認知度はまだまだですが、日本語でのサポートを開始して以降、爆発的な速さで日本人トレーダーの利用者を増やしています。
↑Exness公式サイトより『利用トレーダーの推移』
↑Exness公式サイトより『アクティブお客様数』
2022年も利用者は右肩上がりで推移しています。
なお、2023年2月時点で44万人を超えています。
最大レバレッジ2,000倍でスキャルピングができるブローカーはExnessしかありません。
投資商品数も為替だけで107種類と、他社の倍以上の種類が取引できます。
ゴールド、仮想通貨、株価指数、株式CFDのスワップポイントが0である点も、他社にはありません。
最も安い取引コストに加えて、他社に無いストロングポイントを複数有しているブローカーです。
Exness公式サイト/スプレッド一覧
スキャルピングに最適な海外FX業者TOP3で取引コスト比較
AXIORYのナノスプレッド口座、TitanFXのZeroブレード口座、Exnessのロースプレッド口座、ゼロ口座の取引コストを比較しました。
通貨ペアの上段に【スプレッド+1ロットあたりの往復手数料】、下段に「1ドル=0.1pips」として概算値ではありますが、合算した取引コストを記載しています。
▼主要通貨ペアのスプレッド比較
業者名 | EUR/USD | USD/JPY | GBP/USD |
AXIORY |
0.1 pips+6ドル | 0.2 pips+6ドル | 0.4 pips+6ドル |
0.7 pips | 0.8 pips | 1.0 pips | |
TitanFX |
0.2 pips+7ドル | 0.33 pips+7ドル | 0.57 pips+7ドル |
0.9 pips | 1.03 pips | 1.27 pips | |
Exness ロースプレッド |
0 pips+7ドル | 0 pips+7ドル | 0.3 pips+7ドル |
0.7 pips | 0.7 pips | 1.0 pips | |
Exness ゼロ |
0 pips+7ドル | 0 pips+7ドル | 0.1 pips+8ドル |
0.7 pips | 0.7 pips | 0.9 pips |
▼クロス円通貨のスプレッド
業者名 | GBP/JPY | EUR/JPY | AUD/JPY |
AXIORY |
1.5 pips+6ドル | 0.3 pips+6ドル | 0.6 pips+6ドル |
2.1 pips | 0.9 pips | 1.2 pips | |
TitanFX |
1.45 pips+7ドル | 0.74 pips+7ドル | 1.12 pips+7ドル |
2.15 pips | 1.44 pips | 1.82 pips | |
Exness ロースプレッド |
0.5 pips+7ドル | 0.4 pips+7ドル | 0.5 pips+7ドル |
1.2pips | 1.1pips | 1.2pips | |
Exness ゼロ |
0 pips+15ドル | 0.1 pips+10ドル | 0.3 pips+9ドル |
1.5pips | 1.1pips | 1.2pips |
▼ドルストレート通貨ペアのスプレッド
業者名 | AUD/USD | NZD/USD | USD/CAD |
AXIORY |
0.3 pips+6ドル | 0.7 pips+6ドル | 0.6 pips+6ドル |
0.9 pips | 1.3 pips | 1.2 pips | |
TitanFX |
0.52 pips+7ドル | 0.86 pips+7ドル | 0.55 pips+7ドル |
1.22 pips | 1.56 pips | 1.25 pips | |
Exness ロースプレッド |
0.2 pips+7ドル | 0.5 pips+7ドル | 0.5 pips+7ドル |
1.2pips | 1.2pips | 1.2pips | |
Exness ゼロ |
0 pips+10ドル | 0 pips+13ドル | 0.1 pips+10ドル |
1.0pips | 1.3pips | 1.1pips |
平均スプレッドが狭い順に並べます。
2位⇒Exness/ゼロ口座
3位⇒AXIORY/ナノスプレッド口座
4位⇒TitanFX/Zeroブレード口座
上記の順番で、狭い数値となっています。
補足/STP方式でスキャルピングなら
STP方式の約定方式は、ECN口座よりも取引コストは高くなりますが、大幅なスリッページは発生しにくい、というメリットもあります。
STP方式でスキャルピングをする場合も、最重要はスプレッド設定値です。
こちらの記事(海外FX【スプレッド比較】主要10社のスプレッド徹底比較/最狭業者決定)で詳細な比較情報をまとめていますが、結果だけを記載します。
2位⇒XM(KIWAMI極口座)
3位⇒LANDFX(Standard口座)
4位⇒AXIORY(スタンダード口座)
5位⇒Exness(スタンダード口座)
6位⇒TitanFX(Zeroスタンダード口座)
Exness のプロ口座とXMのKIWAMI極口座が頭一つ抜けて優秀なスプレッド設定値です。
STP方式の取引コスト体系の方がシンプルで良い、という方は上記2社から選択すれば良いと思います。
AXIORY、TitanFX、Exness の3社は、STP方式でも優良なスプレッドです。
XMとLANDFX の情報を補足します。
STP方式でスキャルピング・XM
XMのSTP口座
XMは、2022年10月にSTP方式の【KIWAMI極口座】を新設しました。
口座スペックは以下の通りです。
口座名 | KIWAMI極口座 |
最大レバレッジ | 1000倍 |
ロスカット水準 | 20% |
為替通貨ペア種類 | 55種類 |
最低入金額 | 5ドル |
プラットフォーム | MT4/MT5 |
運営開始 | 2009年 |
ライセンス | FCAライセンス,CySECライセンス,ASICライセンス,IFSCライセンス FSAライセンス,FSCライセンス |
基本口座性能は、最大レバレッジ1,000倍、ロスカット水準20%であり、XMのスタンダード口座と共通です。
非常にスプレッド設定が狭い上に、主要な通貨ペア、貴金属、仮想通貨のスワップが発生しない『スワップフリー』という強みがあります。
XMの寸評
XM は2009年から運営されており、運営歴による信頼性、ライセンスによる信頼性の高さは申し分ありません。
日本人トレーダーへの認知度、利用者数においてもここ数年ずっとNo1の位置に君臨してきました。
しかし、Exness が2020年に日本市場に進出してきて以来、Exness に大きくシェアを奪われきていました。
この流れを止めるべく2022年10月に新設された口座タイプが『KIWAMI極口座』です。
長年に渡り、「XMは優良ブローカーだけど、スプレッドが広すぎるから・・・」とXMの最大の弱みとして指摘され続けてきたスプレッドを大きく狭めてきました。
先述したように XM のKIWAMI極口座のスプレッド設定は、Exness のプロ口座に迫る設定値であり、他の海外FX業者よりも狭い設定値となっています。
加えて、KIWAMI極口座の強みは低スプレッドだけではなく、主要な通貨ペア、ゴールド、シルバー、仮想通貨のトレードにおいて、スワップが発生しない『スワップフリー』となっています。
『低スプレッド+スワップフリー』で入出金関連で問題の無い、長年運営されてきた信頼性の高いXMでトレードできるKIWAMI極口座は強いです。
KIWAMI極口座の弱みは【口座開設ボーナス以外のボーナスが利用できない】点です。
スキャルピングトレーダー、スイングトレーダーの両方のニーズを満たせる口座であり、日本市場でNo1ブローカーとして君臨してきたXMの渾身の口座スペックとなっています。
XMでは、ヘルプセンターにて、スキャルピングを認める旨が明言されている点も安心感があります。
↑XM公式サイト『ヘルプセンター』より
元々定評のあるXMの高い約定力の元で、この狭いスプレッドでトレードでき、マイナススワップが発生しないメリットがあるKIWAMI極口座の取引環境は、多くのトレーダーにとって利用価値が高いです。
STP方式でスキャルピングをするなら、Exnessのプロ口座か、XMのKIWAMI極口座かの2択と言って良いでしょう。
XM公式サイトを確認する
STP方式でスキャルピング・LANDFX
LANDFXのSTP口座
LANDFX のSTP方式の口座は『Standard口座』という名称です。
特徴を表にまとめました。
口座名 | Standard口座 |
最大レバレッジ | 無制限 |
ロスカット水準 | 0% |
為替通貨ペア種類 | 67種類 |
最低入金額 | 1,000円/Standard口座 |
プラットフォーム | MT4/MT5 |
運営開始 | 2013年 |
ライセンス | FSAライセンス |
基本口座性能は、最大レバレッジ2,000倍、ロスカット水準0%であり、Exnessと肩を並べる良スペックです。
LANDFXの寸評
LANDFX は2013年から運営されており、セントヴィンセント・グレナディーン諸島のライセンスを保有しています。
運営歴的には海外FX業者として中堅の域に達しています。
優良な取引環境が認められ「2020年World Trading Award」にて『Best Trading Platform賞』を受賞しています。
LP情報は、公式サイト上で開示されており、透明性は高いです。
↑LANDFX公式サイトより
LANDFX の強みは【スプレッドの狭さ】と【口座スペック】です。
LANDFX でのスキャルピングは、原則として認められていますが、利用規約内に『サーバーに損傷を与える行為、サーバーに過負荷をかける行為は禁止』という文言があります。
不安な方は「ご自身のトレード間隔とロット数」を明記して『こういった取引はLANDFXでの禁止行為にあたるか?』を公式サポートに問い合わせてしまいしょう。
公式サポートに確認するのが最も確実です。
↑LANDFX公式サイト『FAQ』より引用
EAの利用は許可されているので、余程大きなロット数かつ、超短期決済でなければ問題ないと思われます。
LANDFX では、株価指数や、貴金属のトレードもできますが、為替のトレード環境が抜群に優秀です。
為替がメインのトレーダーの方にとって、LANDFX の取引環境は非常に利用価値が高いです。
STP方式のわかりやすい変動スプレッド制が良い、というトレーダーの方や、レバレッジ無制限/ロスカット水準0%の取引環境を試してみたい、というトレーダーの方にとっても、LANDFX は利用価値があります。
LANDFX公式サイト
海外FXでスキャルピングに最適な業者・まとめ
スキャルピングトレーダーの方は『取引コストが安い業者』を選択することで、収支が飛躍的に向上する可能性があります。
スキャルピングに最適なブローカーTOP3の中から、さらに絞りこむ為の【プラスαの要素】をまとめます。
TitanFX⇒約定力・レバレッジ制限なし
Exness⇒取引コスト最安・ベースとなるトレーディング環境最良
大きな資金を預け入れようと考えているトレーダーの方にとって、AXIORY の実質信託保全の資金管理体系は非常に大きな強みです。
TitanFX の約定力の高さは、ストレスなくスキャルピングトレードができる環境です。
「海外FXでスキャルピング」と言えば、【TitanFX と AXIORY の2社から選択】という立ち位置と知名度をこの2社は既に築いており、実際に非常に多くのスキャルピングトレーダーに利用されています。
この2社に割って入りそうなブローカーが Exness です。
Exness は最も狭い取引コストに加え、レバレッジ2,000倍、ロスカット水準0%の口座スペックの面でも、AXIORY と TitanFX を上回ります。
スキャルピングトレーダーの利用も異例の速さで増えています。
なお、AXIORY、TitanFX、Exnessは、3社とも『The Financial Commission』に加盟しており、出金周りの安全性の高さも備えています。
STP方式の口座は利用条件がない業者が多いのですが、ECN口座は入金条件などの利用条件が設けられていることが一般的です。
上記の3社について、ECN口座の利用条件など、より詳細な情報を別の記事にまとめました。
▼AXIORY⇒透明性/信託保全
AXIORY公式サイト
▼TitanFX⇒約定力/レバレッジ制限なし
TitanFX公式サイト
▼Exness⇒取引コスト最安/ベースとなるトレーディング環境最良
Exness公式サイト
STP方式では上記3社に加えて、XM、LANDFX も選択肢に入ってきます。
▼XM⇒KIWAMI極口座が強い・スワップフリー
XM公式サイト
▼LANDFX⇒狭いスプレッド/優良口座スペック
LANDFX公式サイト
リアルタイムスプレッドが確認できる海外FX業者
AXIORY,TitanFX,LANDFX の3社は、市場が開いている時間であれば、実際に変動する【リアルタイムスプレッド】を公式サイト上で確認できます。
AXIORY,LANDFX は、全ての通貨ペアについて開示されています。
TitanFX,XM は、全ての通貨ペアというわけではありませんが、開示されていない業者と比較すると、企業としての透明性は高いです。
より正確な数値、変動幅等を事前に確認しておきたい、というトレーダーの方は、実際のスプレッドをあなた自身の目で確認してみてください。
▼AXIORY
AXIORY公式サイト
▼TitanFX
TitanFX公式サイト
▼XM
XM公式サイト
▼LANDFX
LANDFX公式サイト
スキャルピングトレーダーとって、取引環境を整えることは収益の増減に直結する非常に重要な要素です。
ご自身のトレーダースタイル、自分が取引量の多い通貨ペアの取引コストを考慮し、あなたにとって最良の業者を選択してください。