【Exness/エクスネス】口座タイプ詳細情報【口座追加方法も解説】
Exness/エクスネスの口座タイプ詳細情報を解説
Exness は5種類の口座タイプを提供しています。
本記事では、各口座タイプの特徴、共通点と相違点を解説しています。
併せて、各口座タイプ毎のスプレッドも比較しています。
口座追加方法についてもまとめています。
Exness で口座を選択、追加する際の参考に使っていただければ幸いです。
Exness公式サイト
※当サイト内のリンクは全て別タブで開くようになっています。
本記事と各社公式サイトの情報を併せて参照いただくと、より正確な情報が把握できます。
Exnessの口座タイプと口座名称
Exness の口座タイプは大枠で『スタンダード口座』と『プロフェッショナル口座』の2種類に分けられています。
2種類の大きな違いは『最低入金額』です。
スタンダード口座⇒10ドルから入金可
プロ口座⇒1,000ドルから入金可
上記のようなルールになっています。
「スタンダード口座」内には『スタンダード』『スタンダードセント』という名称の口座2種類があり、「プロフェッショナル口座」内には『ロースプレッド』『ゼロ』『プロ』の3種類があります。
Exnessの口座タイプ①スタンダード口座
スタンダード口座の詳細を表にまとめました。
▼スタンダード口座のスペック詳細
項目 | スタンダード | スタンダードセント |
最大レバレッジ | 2000倍(条件達成で21億倍) | 2000倍(条件達成で21億倍) |
最低入金額 | 10ドル | 10ドル |
取引金融商品 | 為替通貨ペア/貴金属/仮想通貨/エネルギー/インデックス | 為替通貨ペア/貴金属 |
最低スプレッド | 0.3 | 0.3 |
1ロットの単位 | 100,000通貨 | 1,000通貨 |
ロット毎の手数料 | 無料 | 無料 |
マージンコール | 60% | 60% |
ロスカット水準 | 0% | 0% |
注文約定 | 成行約定 | 成行約定 |
最大ポジション数 | 無制限 | 1000 |
最大ロットサイズ | 7:00 – 20:59 GMT+0:200ロット 21:00 – 6:59 GMT+0:20ロット |
200ロット |
ヘッジされた証拠金 | 0% | 0% |
プラットフォーム | MT4/MT5 | MT4 |
スタンダード口座は万人向けの口座タイプですが、スタンダードセント口座は、投資未経験の方向け、投資ビギナー向けの口座タイプとなっています。
スタンダードセント口座は、1ロットのサイズが1,000通貨と非常に小さい単位からトレードができます。
また、投資可能な投資商品が少なく、口座通貨がドルのみ、プラットフォームはMT4のみとなっています。
ベースとなる口座スペック
ベースとなる口座スペックは『最大レバレッジ2000倍/ロスカット水準0%』と、超優良スペックです。
条件達成で『レバレッジ無制限』が利用できます。
数値上は21億倍です。
以前は、MT4のみレバレッジ無制限が利用可能でしたが、現在はMT5でもレバレッジ無制限が利用可能になっています。
時間帯によって最大ロット数が変わる
スタンダード口座の珍しい点としては、時間帯によって最大発注可能ロット数が変化します。
公式サイト上の時間帯を日本時間に変換すると
・7:00 – 20:59 GMT+0:200ロット
・21:00 – 6:59 GMT+0 : 20ロット
↓日本時間に変換
・16:00-翌05:59⇒最大200ロット
・6:00-15:59⇒最大20ロット
上記のように、時間帯に依って最大ロットの縛りがあります。
なお、1回の発注でのロット制限であり、ポジション数には制限がありません。
注文を分ければ、大きなロットを保有できます。
注文約定
公式サイトの『注文約定』の項に『成行約定』という記載がありますが、英語表記だと『Market Execution』と表記されます。
約定方式としてはNDD方式のSTP方式です。
ディーラーを介さず、カバー先の銀行・LPに注文を流す注文方式の為、リクオート(約定拒否)はありませんが、ラグの発生により、約定価格の滑り(スリッページ)が発生することがあります。
ヘッジされた証拠金
「ヘッジされた証拠金」の項は、両建ての際に必要とされる証拠金を表しています。
【外国為替通貨ペア、貴金属、エネルギー、インデックス(指数)、仮想通貨】に関して、証拠金なしで両建てができます。
スタンダード口座に関する詳細は、Exness公式サイトにて確認できます。
Exness公式サイト※トップページ⇒取引⇒口座⇒スタンダード
から詳細が確認できます
Exnessの口座タイプ②プロフェッショナル口座
3種類のプロ口座を一覧でまとめます。
▼プロ口座のスペック詳細
項目 | ロースプレッド | ゼロ | プロ |
最大レバレッジ | 2000倍(条件達成で21億倍) | ||
最低入金額 | 1000ドル | ||
取引金融商品 | 為替通貨ペア/貴金属/仮想通貨/エネルギー/インデックス | ||
最低スプレッド | 0.0 | 0.0 | 0.1 |
ロット毎の手数料(片道) | 最大3.5ドル | 3.5ドル~ | 無料 |
マージンコール | 30% | ||
ロスカット水準 | 0% | ||
注文約定 | 成行約定 | 即時約定 成行約定 |
|
最大ポジション数 | 無制限 | ||
最大ロットサイズ | 7:00 – 20:59 GMT+0:200ロット 21:00 – 6:59 GMT+0:20ロット |
||
ヘッジされた証拠金 | 0% | ||
プラットフォーム | MT4/MT5 |
スタンダード口座と共通のルールが多いです。
取り扱い商品は、各口座によって多少異なります。
プロ口座は仮想通貨のトレード時のみ成行約定です。
ロースプレッド口座とゼロ口座の違い
「ロースプレッド口座」と「ゼロ口座」は以下のように取引コストが異なります。
ゼロ口座⇒30種類の通貨ペアが取引時間帯の95%でゼロスプレッド+手数料(片道で3.5ドル以上)
プロ口座の特徴は注文約定
プロ口座は『変動スプレッド/手数料無料』なので、スタンダード口座と似ていますが、【注文約定】の欄が『即時約定』になっている点が異なります。
即時約定は英語表記だと『Instant Execution』になります。
Market Executionと同様NDD方式のSTP方式ではありますが、一瞬だけディーラーを介します。
FX業者が一度決済した上でカバー先の銀行・LPに注文を流す注文方式の為、約定価格の滑り(スリッページ)が発生することはありませんが、値動きによってはリクオート(約定拒否)が発生することがあります。
プロ口座に関する詳細は、Exness公式サイトにて確認できます。
Exness公式サイト※トップページ⇒取引⇒口座⇒プロ
から詳細が確認できます
Exnessの口座タイプ別スプレッド比較
ドル円を例に5つの口座タイプの実質スプレッドを比較します。
スタンダード口座とスタンダードセント口座のスプレッドは共通なので、『スタンダード口座』としてまとめて記載しています。
ロースプレッド口座とゼロ口座の手数料は1ロットの往復手数料を記載しています。
▼ドル円(メジャー通貨に分類)
スタンダード | ロースプレッド | ゼロ | プロ |
1.1pips | 0pips+7ドル | 0pips+7ドル | 0.7pips |
他の通貨ペアもそうですが、スタンダード口座のスプレッドが最も広いです。
ベースとなる設定値は他社と比較すると狭いので、スタンダード口座でも優秀なスプレッドではあります。
『ロースプレッド』『ゼロ』『プロ』口座はドル円では大きな違いはありません。
もうひとつの例としてポンド円のスプレッドの比較も記載します。
▼ポンド円(マイナー通貨ペアに分類)
スタンダード | ロースプレッド | ゼロ | プロ |
2pips | 0.5pips+7ドル | 0pips+15ドル | 1.3pips |
狭い順に並べると
ロースプレッド>プロ>ゼロ>スタンダード
となっています。
各口座のざっくりとしたスプレッド設定値は、上記の通りです。
以降は、取引コスト体系毎に分けて比較していきます。
次項では、同じスプレッド変動制である『スタンダード』口座と『プロ』口座のスプレッドの比較、次々項では、手数料有りの口座である『ロースプレッド』と『ゼロ』口座のスプレッドの比較をしています。
スタンダード口座とプロ口座のスプレッド比較
スタンダード口座とプロ口座のスプレッドに、どのくらい開きがあるかを比較しました。
通貨ペアを4つの種類(主要通貨ペア/クロス円/ドルストレート/マイナー通貨ペア)に分け、各3通貨ペアずつを比較しています。
各通貨ペアからは、以下の3通貨ペアを比較対象として選定しました。
比較結果を表にまとめました。
▼スタンダード口座とプロ口座のスプレッド比較
通貨ペア | スタンダード口座 | プロ口座 | |
EUR/USD | 1.0 pips | 0.6 pips | |
USD/JPY | 1.1 pips | 0.7 pips | |
GBP/USD | 1.5 pips | 0.9 pips | |
GBP/JPY | 2.0 pips | 1.3 pips | |
EUR/JPY | 1.9 pips | 1.2 pips | |
AUD/JPY | 2.1 pips | 1.3 pips | |
AUD/USD | 1.5 pips | 0.9 pips | |
NZD/USD | 2.0 pips | 1.2 pips | |
USD/CAD | 2.2 pips | 1.4 pips | |
EUR/GBP | 1.6 pips | 1.0 pips | |
EUR/AUD | 2.3 pips | 1.4 pips |
|
AUD/NZD | 2.3 pips | 1.4 pips |
スタンダード口座も他社と比較すると充分狭いスプレッドです。
ですが、平均で0.7pipsほどさらにプロ口座の方が狭いです。
特にクロス円の通貨ペアはプロ口座の優位性が顕著です。
プロ口座のスプレッドは、シンプルな変動スプレッド制なのがわかりやくて良い点です。
通貨ペアのスプレッドのみならず、全ての投資商品において、安定して狭いスプレッド設定値となっています。
ロースプレッド口座とゼロ口座のスプレッド比較
手数料有りの口座である『ロースプレッド』口座と『ゼロ』口座のスプレッドの比較をしました。
ロースプレッド口座とゼロ口座は使う予定がない、という方はここを押していただければ、次項にジャンプできます。
前項の比較と同様、通貨ペアを4つの種類(主要通貨ペア/クロス円/ドルストレート/マイナー通貨ペア)に分け、各3通貨ペアずつを比較しています。
こちらでは、表を分割してまとめました。
取引手数料は、1ロットあたりの往復手数料を記載しています。
1ドル=0.1pipsとして、概算値ですが合算した取引コストも下段に記載しています。
▼主要通貨ペアのスプレッド比較
口座 | EUR/USD | USD/JPY | GBP/USD |
ロースプレッド | 0 pips+7ドル | 0 pips+7ドル | 0.3 pips+7ドル |
0.7 pips | 0.7 pips | 1.0 pips | |
ゼロ |
0 pips+7ドル | 0 pips+7ドル | 0.1 pips+8ドル |
0.7 pips | 0.7 pips | 0.9 pips |
▼クロス円の通貨ペアスプレッド
口座 | GBP/JPY | EUR/JPY | AUD/JPY |
ロースプレッド | 0.5 pips+7ドル | 0.4 pips+7ドル | 0.5 pips+7ドル |
1.2pips | 1.1pips | 1.2pips | |
ゼロ |
0 pips+15ドル | 0.1 pips+10ドル | 0.3 pips+9ドル |
1.5pips | 1.1pips | 1.2pips |
▼ドルストレート通貨ペアのスプレッド
口座 | AUD/USD | NZD/USD | USD/CAD |
ロースプレッド | 0.2 pips+7ドル | 0.5 pips+7ドル | 0.5 pips+7ドル |
1.2pips | 1.2pips | 1.2pips | |
ゼロ |
0 pips+10ドル | 0 pips+13ドル | 0.1 pips+10ドル |
1.0pips | 1.3pips | 1.1pips |
▼マイナー通貨ペアのスプレッド
口座 | EUR/GBP | EUR/AUD | AUD/NZD |
ロースプレッド | 0.4 pips+7ドル | 0.5 pips+7ドル | 0.5 pips+7ドル |
1.1pips | 1.2pips | 1.2pips | |
ゼロ |
0 pips+18ドル | 0 pips+11ドル | 0.3 pips+8ドル |
1.8pips | 1.1pips | 1.1pips |
ロースプレッド口座と、ゼロ口座は明確な強弱はありません。
最も開きがあるのは『EUR/GBP』で、0.7pipsほどロースプレッド口座の方が狭くなっています。
しかしながら、全体では、同じ水準の通貨ペアが4種類、ゼロ口座の方が安い通貨ペアが5種類、ロースプレッド口座の方が安い通貨ペアが3種類となっています。
ゼロ口座の特徴を改めてお伝えすると、取引量の多い上位30の通貨ペアのスプレッドが、取引時間の95%(指標発表以外の時間)で、ゼロになることです。
これは、95%の時間帯で取引量上位30の通貨ペアを実質固定スプレッドでトレードできる、ということです。
ゼロ口座の取引コスト体系の方が好み、かつ利があるトレーダーの方は、ゼロ口座を選択すべきです。
ロースプレッド口座とゼロ口座は明確な強弱はありませんが、通貨ペアの種類、投資商品の種類によって優劣が異なります。
各通貨毎の手数料と平均スプレッドは公式サイト上で全ての通貨ペア、投資商品について開示されているので、自分がよく取引する通貨ペアの設定値を確認し、あなたにとってより有利な口座を選択しましょう。
Exness公式サイト/スプレッド一覧を見る
※追記※
Exnessの公式サイトの投資計算機がアップデートされ、口座タイプ別にスプレッドと手数料が円換算した金額で確認できるようになりました。
ロースプレッド口座とゼロ口座の取引コストの比較が簡単にできるようになっています。
無料で利用できるので、気になる方はご確認ください。
Exness公式サイト
Exnessの口座タイプ追加方法
5種類の口座は、いつでもパーソナルエリア(マイページ)から追加できます。
『スタンダード』『プロ』口座は、最大100口座まで、『ロースプレッド』『ゼロ』口座も、最大100口座まで保有できます。
各口座は、MT4口座とMT5口座で別々に管理されています。
『スタンダードセント口座』のみ最大10口座まで追加できます。
この項では、Exness の口座追加方法をお伝えします。
Exness のパーソナルエリア(マイページ)にログインし、【新規口座開設】をクリックします。
各口座タイプが表示されるので、希望の【本取引口座を開設】をクリックします。
今回は『プロ口座』のリアル口座を追加してみます。
下のような画面に遷移するので、各項目を選択、または入力していきます。
『口座ニックネーム』は、自分で管理しやすいように任意で名前を付けることができます。
『口座パスワード』は『8~15文字/アルファベットの大文字、小文字を両方使う/数字も使う』の条件を満たす文字列を自分で決めます。
このパスワードは、MT4or5にログインする際に使います。
MT4orMT5のサーバーは、マイアカウントの歯車マークから確認できます。
【歯車⇒口座情報】にて、MT4orMT5のサーバーが確認できます。
ここで確認したサーバーに、自分で設定したパスワードでログインします。
以上で、Exness の口座追加は完了です。
Exnessの口座タイプ・まとめ/おすすめの口座タイプ
Exness の口座タイプについてまとめます。
Exnessの口座タイプは『スタンダード口座』『プロフェッショナル口座』の2種類に大別される
『スタンダード口座』『プロフェッショナル口座』は最低入金金額が異なる
『スタンダード口座』にはスタンダード口座,スタンダードセント口座、『プロフェッショナル口座』にはゼロ,ロースプレッド,プロの3種類の口座がある
『スタンダード口座』よりも『プロフェッショナル口座』の方がスプレッドが狭い
全ての投資商品で安定して最もスプレッドが狭いのはプロ口座
手数料が発生するゼロ,ロースプレッドは、通貨の種類、投資商品によって優劣が異なる
初回入金額のハードルが最も低いのは『スタンダード口座』です。
まずは、スタンダード口座から Exness を試してみて、必要に応じて別の口座タイプを随時追加していくのが賢明です。
最後に、当サイトのおすすめの口座タイプは【プロ口座】です。
取引コスト体系がシンプルな変動スプレッド制でわかりやすく、為替通貨ペアのスプレッド設定値は抜群に狭いです。
また、ゴールドなど、他の投資商品も軒並み狭いスプレッド設定値です。
こちらの記事で詳細に記載していますが、Exness のプロ口座は、比較したSTP方式の口座の中では最も狭いスプレッド設定です。
海外FX【スプレッド比較】厳選10社のスプレッドを徹底比較/最狭業者を決める
スプレッド最狭口座である Exness プロ口座のトレーディング環境は試す価値があります。
トレード収支が大きく伸びる可能性のある、現行の海外FX業者の中ではNo1のハイスペック口座です。
Exness の各口座の取引コストは、公式サイト内の『金融商品』にて、左上の口座名を切り替えることで、全ての通貨ペア、全ての投資商品について確認できます。
『ロースプレッド』『ゼロ』を選択した場合は『平均スプレッド』の右に『手数料』が表示されます。
『金融商品』には、【公式サイトトップページ⇒口座と金融商品⇒各投資商品】にて遷移できます。
「スプレッドを確認しておきたい」という方は、ご確認ください。
Exness公式サイトトップページ
Exness は狭いスプレッド設定も大きな強みですが、運営歴10年以上、高信頼性ライセンスを複数所有、と高い信頼性も大きな強みです。
さらに、レバレッジ無制限など、Exness のみが持つスプレッド設定以外の強みも多数あります。
Exness の口座タイプ以外の詳細情報、強み弱みについては、こちらの記事にまとめてあります。
本記事と併せて、Exness を利用するか否かの判断材料として使っていただけますと幸いです。
Exness公式サイトを確認する
本記事は以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。