FXはゼロサムゲーム【電脳的弱肉強食の世界】

ゼロサムゲームとは

玉を推し合っている二つの人影

 

 

ゼロサムゲームとは、複数の取引参加者が取引をする中で、全員の損益の合計がゼロになる取引や状況のことです。

つまり、誰かが損をすれば、同じ額が誰かの得となります。

公営ギャンブル等の場合、必ず主催者・胴元が存在し、胴元の取り分が発生する為、マイナスサムゲームとなります。

「FXってギャンブルなんでしょ?」と言われることがありますが、この点は決定的に異なります。

 

 

FXの市場参加者とは

まず、2種類に分けられます。それは

レートを動かせるモノレートを動かせないモノの2種類です。

さらに【レートを動かせるモノ】は2種類に大別されます。

①実需筋
②投機筋

①の例としては、輸出・輸入企業、商社など
②の例としては、銀行、ヘッジファンド、機関投資家、大口個人投資家など

が挙げられます。

また、その参加割合は「実需筋:投機筋=2:8」と言われています。

 

 

ヘッジファンドとは

『富裕層や大口投資家からお金を集め、投機的な売買を繰り返して高収益を狙う私的な投資組合』のことです。

ヘッジファンドは、株式、為替、債券など様々な金融商品に、複雑な方法を駆使して投資を行います。

もの凄く平たく言うと【潤沢な資金で、投機によって利益のみを追求する投資会社】のことです。

 

 

機関投資家とは

『生命保険、損害保険、年金、投資顧問、投資信託等の顧客から拠出された資金を管理・運用する法人投資家の総称』です。

短期売買はあまりしない傾向にあり、扱う資金量が非常に大きい為、市場に与える影響も大きい存在です。

 

 

レートを動かせないモノ

個人投資家の資金量、保有するロット数などは、ヘッジファンドや機関投資家に比べたら、微々たるものです。
当然レートなど動かせません。

ですが、そのような巨額の資金を動かす集団・個人と、全く同じ土俵で戦うことになります。

おそらく、この世で最も透明な弱肉強食の世界です。

怖い、と感じるか、面白い、と感じるかは個人差があるかと思います。

しかし、人種も、性別も、年齢も、全く関係なく行われる、為替のゼロサムゲームにこの上ない魅力を感じます。

世界中の為替で戦う者たちが、同じレート、同じチャートを見て、その後の値動きを予測し、各々の判断で取引を行います。

予測の仕方も、各人によって正に千差万別です。

無数の戦い方、戦略が存在します。

 

 

 

FXを知らない・やらないなんて勿体ない

「Start UP」の文字と親指を立てている男性の手

 

 

為替の世界はおもしろいです。

ゼロサムゲームである、という点はその一端に過ぎません。


投資や投機としてではなく、「いち趣味としてFXをやる」というのも大いに結構なことだと思います。

投資の中で、最も少額で始めることができるがFXです。
是非ともFXの持つ【おもしろさ】を体感していただきたいです。

 

 

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