【FX】トレード日誌を書くことのメリットと具体的な書き方
『日々のトレードの記録を残すこと』は、継続的に続けることであなたの総合的な【トレーディングスキル】の向上に繋がります。
本記事では、『トレード日誌』をつけることのメリット/デメリットと書き方についてまとめました。
そもそも『トレード日誌』とは?
【あなたが実際に行ったトレードの内容を記録すること】です。
具体的な記載内容としては以下のような事項が挙げられます。
・エントリー根拠
・決済タイミング
・決済根拠
・トレード損益
・一日の損益
・反省点/改善点
・気付いたこと
・明日の戦略
決まったルールはないので、あなたのトレードスタイルに応じて、自由に項目の追加/削除を行って問題ありません。
自分自身のトレーディングスキルの向上の為になりそうなものはどんどん記載していきましょう。
トレード日誌をつけることはメリット満載
トレード日誌をつけることはメリットが大きいです。
①損益を客観的に振り返られる
一日単位の損益に執着せずに、週単位、月単位で、客観的な数値のログを残すことで、自分のトレード収益の再確認ができます。
②アウトプットできる
自分の手法や、トレードした際の思考、感情、エントリー根拠/決済根拠などを、毎日書き残すことで、より自分自身への理解が深まります。
自分の手法や、トレード内容を客観的に捉え、ひいては自分のトレード時の癖や、感情の揺れを把握できます。
【自分の感情の予測】ができるようになってくると、トレーダーとしては、一段階段を上ったことになります。
ゆくゆくは、自分の感情を制御し、メンタルのブレをなくすことができます。
③お金がかからない
必要なのは、『ノートとペン』のみです。
パソコンを持っている方は、パソコンのメモ帳を使用してもOKです。
必要経費は非常にわずかです。
唯一のデメリットとしては、書くのに時間がかかる、ことのみです。
しかしながら、『トレード日誌』を書くことに時間を費やすのは、『活きた時間の使い方』であると、筆者は確信しています。
メリットを実感するまで、月単位、年単位の時間がかかるかもしれませんが、確実に『やっておいて良かった』と感じられる日が来ると思います。
トレード日誌の書き方
トレード日誌の書き方は、決まったルールはありません。
あなた自身のトレードスタイルに合わせて、決定/変更してOKです。
ここでは、具体的な記載内容の例を挙げます。
①トレード内容
・トレード時刻/通貨ペア/ロット/エントリー価格
エントリーした根拠を文で記載
・決済時刻/決済価格/損益
決済した根拠を文で記載
②一日の損益
トレードの損益を合算して、一日の損益を残します。
必ず、金曜日のマーケットが閉じた後は、『週次損益』、月末は『月次損益』も記載しましょう。
持ち越したポジションがある場合は、含み損益も記載しましょう。
③一日を振り返っての反省点・改善点/良かった点
トレードを総合的に振り返ります。
悪かった点、改善できる点をみつけて、記載しましょう。
必ず記載した方が良いのは、【良かった点】です。
ポジティブな内容を書き残すことは、メンタル管理の面でも非常に重要です。
どんな些細なことでもOKです。
一日の損益が損失で終わったとして「しっかりと損切できた」「退場しなかった」など、ポジティブな側面は必ずあります。
いくつ書いてもOKです。
ネガティブな内容だけでなく、必ずポジティブな内容にも目を向け、記載しましょう。
④明日の相場戦略
各通貨ペアの日足の高値や安値の確認、意識すべきレジスタンスやサポートとなる価格の確認など、明日のトレード戦略をまとめます。
余裕がある方は、明日の指標内容、発表時刻の確認や、注意すべきファンダメンタルズの要素、おおまかな相場の流れ、などを書いても全く問題ありません。
トレード日誌を始めよう
『トレードの記録』は確実にあなたの財産になります。
数カ月、数年単位でのトレード実績とその記録は、あなたの血肉となり、あなた自身への理解が深まり、自信となり、トレード収支の向上へと繋がります。
「日記は続かないんだよなぁ」という方は、『短い文章、簡単な記録』からでOKです。
まず始めてみて、とりあえず1ヵ月続けてみましょう。
いずれ【『トレード日誌』をつけること】が習慣化します。
トレード日誌はアナログでノートに手書きしてもOKですが、チャートのスクリーンショットが簡単に張り付けられるデジタルデバイスで記録を残す方が個人的にはお勧めです。
エントリー時のチャートの形状や、決済ラインなどをその時のチャートと共にログを残しておくことで、大きな学びへと繋がります。
『誰でもできるけど、続けられないこと』の代表例として、この『トレード日誌』が挙げられます。
メリットはとても大きいです。
毎日1%の成長を続ければ、月単位、年単位でみれば、大きな成長となります。
『トレード日誌』をつけていないトレーダーの方は、「明日から」ではなく、「今日から」始めましょう。